
(US private 73) E/E+
ウィアードなジャケット・アートから何か奇抜なアウトサイダー物、または常軌を逸したリアルピープル系かと勘違いしてしまいそうですが、中身は意外なまでにシリアスでテクニカルなジャズロック・プログレで中期Soft Machineに代表されるカンタベリーなサウンドにもろに寄せていて驚かされます。また同時期のザッパ・マザーズの影響もチラつかせた実験精神溢れるフュージョンな展開もこなし、結果ただモノではない一枚に仕上がっています。裏ジャケのメンバー・クレジットのユーモアに満ちたコメントも必見。盤は基本美品ですが、B面の最終部分にプレス時に生じた不純物が若干混入しており、最後の最後で僅かなノイズありますが、殆ど音楽が終了している部分なので気にはならないかと思います。